給与アップしたいならスキルアップ
内科看護師が給与を上げるために必要なスキルアップについて解説しています。ここでは看護師の中では比較的給与が低い傾向にある内科看護師の給与を底上げするために必要なスキルに関することや、スキルアップをして給与を上げるための方法について紹介しています。
スキルアップの資格
スキルアップを目に見える形で証明することができるのが資格です。これは看護師に限らずどのような仕事でも、自分の能力の証明として使用することができます。内科看護師のスキルを証明できる資格について、どのようなものがあるのかということをまずは知っておきましょう。
看護師のスキルアップ資格で最も知られているのが財団法人・日本看護協会が出している資格です。中でも認定看護師とその上級資格である専門看護師は特に認知されている資格です。この認定看護師の内科系の診療科に関わるものには「救急看護認定看護師」「皮膚・排泄ケア認定看護師」「糖尿病看護認定看護師」「緩和ケア認定看護師」「認知症看護認定看護師」などがあります。専門看護師は「がん看護専門看護師」「精神看護専門看護師」「老人看護専門看護師」「慢性疾患看護専門看護師」があります。日本看護協会のもの以外では精神科認定看護師制度もあります。
資格取得について
日本看護協会を例に挙げて資格を取得する際に必要な試験について簡単に説明します。
まずいずれの資格もその看護分野で一定年数の実務経験が求められます。そのため実務経験のある分野以外での認定看護師や専門看護師の資格取得は難しいことが分かるはずです。さらに、これらの資格を取得するための受験条件を満たした上で、指定されている教育コースを修了するといった条件も必要となります。しかしながら、教育コースには夜間のものはないため修了するためには休職もしくは一旦退職して通わなければなりません。
資格を重要視しない病院がある
ここまで資格について説明してきましたが、実はこの認定や資格に関する医療機関の評価はさまざまとなっています。そのためそこまで苦労をして資格を取得したり認定を受けたとしてもあまり反応が良くない場合があります。
日本看護協会のアンケートによれば認定看護師の60%程度が「認定看護師になる前となった後で給与の変化がなかった」と回答しています。つまり資格を重要視していない病院の方が現在は多いということがです。資格や認定によって給与アップをすることを考えるのであれば、現在の勤務先は資格や認定の評価をしてくれるのかどうかをよく考えましょう。
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